俺様甘甘王子様






 
 『いや、マジ作ってないだろ?』

 「うっさわよ」

 『あ、図星?』

 「…ちょっと手伝っただけ」


 あたしがボソッと言うと

 龍は、あたしの耳元で

 フッと笑い、こう言った。
 

 
 『かーわい』

 
 
 また赤くなる顔。

 変なの。


 あたしは、どーしちゃってるの?



 わかんないわ。



 

 『さぁ~!!ケン〇ッキー!!』


 
 光瑠くんがケン〇ッキーの箱を

 袋から取り出した。



 今日の夕飯はケン〇ッキーなのだ。







 
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