俺様甘甘王子様

キミノ、キモチ









 俺は正直信じられなかったんだ。

 
 


 雅が言ったことを…。






 信じられなかったんじゃない。

 信じたくなかった。



 俺は返された指輪を

 ギュッと握った。



 どこかできっと

 大丈夫って思ったんだ。


 大丈夫…。


 完全におとした。


 って…。





 違ったんだな…。

 あぁ、俺ダセぇ…。



 何余裕ぶってんだよ。







 
 
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