俺様甘甘王子様





 クリスマスイブのコト。

 あたしの気持ち。


 全部話したんだ。


 わからない…って話をした。



 
 そしたら、あさみんは

 ニッコリ笑う。




 「何!?」

 『なんでも~』

 「相談だったんだけど…」

 『雅、私やっぱりのれないや』

 「なんで?」

 『雅が気づかなきゃ意味がないから』




 そう言って

 あさみんはあたしよりも

 先を歩きだした。



 あさみんの言ってる意味が

 イマイチわからなかった。




 『愛紗美ちゃんじゃ~ん!!!』




 後ろから声がした。

 あたしとあさみんは

 同時に振り向く。




 そこには童顔少年がいた。


 
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