俺様甘甘王子様


ま、1人で頑張れってことでしょ?


言われなくても、わかってるっつーの。
あ~…終わるのかしら…
てか、あの山積みのプリント今日終わらせるとか…無茶いうな。


そして放課後。


『雅、ホントに大丈夫?』


あたしに向かって問いかけてくるあさみん。

やっぱ、あさみんは心優しい美少女だ。


それに比べて…


『みやチャン、ばいば~い!!』


ぶんぶん手を振りまくる、あんこチャン。絞め殺すぞ!

内心そう思ったが、あたしは軽く手を振った。

そのあと、あさみんに向かって言う。


「全然平気ッ!」

『ホント?』

「ホントにホントッ!あさみんは心配しすぎなのっ!」

『え…でも』

「大丈夫だよ!じゃ、バイバイ」



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