俺様甘甘王子様

アイツノ、オモイ



あたしは、逃げた。逃げて逃げて、逃げまくった。
だって、アイツが…変なコトを言うから。


“好き”


こんな言葉、何度も言われたことある。

でも、アイツに言われた瞬間…あたし変だった。


――神城…ホントにあたしのことが好きなの?


でも、あんなヤツ…。

嫌いに決まってる。

無理矢理キスしてきて…無理矢理抱きつかれて…


訳わかんないわよ。


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