俺様甘甘王子様
まぁ、ほとんどが光瑠がやってくれた。で、今は光瑠と帰っている。
『雅チャン気づくといいなぁ!!』
隣で、キラキラ目を輝かせている光瑠。
何喜んでんだ?
「プリントなぁ…」
『プリントもだけど…あれも!!』
「ぅ…」
光瑠の言う“あれ”とは…俺のメアドと、ケー番の書かれた紙切れ。
俺が、書いたんだ。光瑠にも書いちゃえとか言われて…。
『いやぁ、龍がそんなに積極的な男だったとは!』
「…るせぇ」
『まぁまぁ、照れない照れない♪』
「照れてねぇし!」
この野郎。バカにしやがって。