一片の桜
「起立、礼」


『『サヨナラ~』』



「雨那っ!!!帰ろうぜ」

後ろを振り向くと,鞄を手に持ち相変わらずかっこいい笑顔で立っている

「あ、うん!でも、ちょっと待っててレポート先生に提出しなきゃいけないから!」





「じゃー・・下駄箱で待ってるな」



「先、帰っててもいいよ?」



「お前忘れたのか?今日帰りにあの大きな木の下に行くこと」




「あ、そっか!じゃあすぐ終わらせてくるから待ってて!」

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