cute girl×cool boy
-綾音side-
「じゃあ、西条はそこに座ってくれ。」
やった。
一番後ろじゃん。
ん?
あ!!!
さっきの人!!!!
新那丈瑠くんてゆうんだ。
同じクラスだったんだ。
しかも隣じゃん。
『あの。さっきはありがとう。』
「いいよ。別に。
てか、はい、これ。」
なんだろ。
手渡されたものを見てみると、
そこにあるのは
わたしのケータイだった。
『あ!ケータイ!
落としちゃってたんだ。
よかった~。ありがとう。』
「いいよ。
ぶつかったときにでも落としたんだろ。
てか大丈夫か?」
まだ心配してくれてる。
『全然大丈夫だって。
ちょっとこけただけだし。』
♪キーンコーン カーンコーン♪
「はい、じゃあホームルームは
これで終わり―。
あ、西条。
教科書ないと思うから
新那に見せてもらってくれ。」
起立―
礼―