恋のポエム

教室

 この、教室の窓際からあたしは何度も同じ人を見つめてきた。

 走る姿。
 
 友達と笑い合う姿。

 寒そうに体操する姿。

 だけど、それはいつもただ「遠くから見ているだけ」

 あたしは弱い人間だから、一歩踏み出せずにいた。

 だけど、あたしは今日でそれを辞める。

 これからは、「一番近くで彼方を見つめる」存在になるため。

 一歩踏み出したあたしは、誰よりも輝いていたかな。
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