初恋
「え?好きな人?いないよー」
頭の中に思い浮かんだ、土田くんのことは慌てて書き消す。
「明日香ちゃんは?」
「いないんだよぉ」
「石田って、あすちゃんのこと絶対に好きだよね!」
クラスでもリーダー格の、体の大きな石田くん。
乱暴なしゃべり方だけど、明日香ちゃんには優しい。
時折そっと明日香ちゃんを見ていることに気がついていたのは、美月だけではなかったみたい。
ふんわりした髪の毛を可愛く束ねた、お人形さんのような明日香ちゃん。
美月が男の子だったら絶対に好きになっちゃうよ。
色が白くて細くて、女の子が憧れるものを持っている。
いいな…
羨望の眼差しであすちゃんを見ていると、くりくりの目で(なぁに?)と見つめられた。
軽く首を横にふり、話題に戻る。
いつまでも話題は尽きないケド
朝も早かったし、一人、また一人、寝息をたてていく。
美月も気がつけば深い眠りに落ちていた。
頭の中に思い浮かんだ、土田くんのことは慌てて書き消す。
「明日香ちゃんは?」
「いないんだよぉ」
「石田って、あすちゃんのこと絶対に好きだよね!」
クラスでもリーダー格の、体の大きな石田くん。
乱暴なしゃべり方だけど、明日香ちゃんには優しい。
時折そっと明日香ちゃんを見ていることに気がついていたのは、美月だけではなかったみたい。
ふんわりした髪の毛を可愛く束ねた、お人形さんのような明日香ちゃん。
美月が男の子だったら絶対に好きになっちゃうよ。
色が白くて細くて、女の子が憧れるものを持っている。
いいな…
羨望の眼差しであすちゃんを見ていると、くりくりの目で(なぁに?)と見つめられた。
軽く首を横にふり、話題に戻る。
いつまでも話題は尽きないケド
朝も早かったし、一人、また一人、寝息をたてていく。
美月も気がつけば深い眠りに落ちていた。