初恋
はっ!?
初っぱなからドジってしまった…
慌てて立ち上がる。
「あっ、清野美月です。桜小です。えっと…部活はバスケ部に入るつもりです。よろしくお願いします。」
ぺこりと頭をさげて、顔を真っ赤にして席につく。
あー、いきなり目立っちゃった…
ちらりと横を向くと、土田くんと目があった。
(よろしく)
口パクで彼は言い、にこっと笑った。
美月も笑顔で返した。
顔…赤くなってないといいけど…
爽やかな笑顔に思わずくらりとしそうだった。
全員の自己紹介が終わり、先生が話し出す。
「このプリントに各自記入するように。書き終わったら提出。しばらく後ろのボードに貼り出すからしっかり書けよ〜。」
配られたプリントには、真ん中に自分の絵を書くスペースがあった。
まわりには、趣味…特技…一般的な自己紹介欄がずらりと並ぶ。
シャーペンが動き出す音が一斉にする。
美月も時々手を休めて考えながら、埋めていった。
ふと見ると下には五ヶ所、枠がある。
なんだろう…
考えていると、担任が説明を始めた。
「下の枠には他のやつから一言貰うこと。男女それぞれから必ずもらうように!」
教室がざわつく。
こんなとき、性格がよくわかる。
あっという間に集めちゃう子、なかなか声をかけられない子…
美月はまず後ろの席の真緒ちゃんに声をかけた。
「真緒ちゃん、書いてくれる?」
「あ、うちのも書いて〜」
二人で交換して、一言メッセージを書き込む。
隣を見ると土田くんが後ろの席の、中山隆則と交換していた。
初っぱなからドジってしまった…
慌てて立ち上がる。
「あっ、清野美月です。桜小です。えっと…部活はバスケ部に入るつもりです。よろしくお願いします。」
ぺこりと頭をさげて、顔を真っ赤にして席につく。
あー、いきなり目立っちゃった…
ちらりと横を向くと、土田くんと目があった。
(よろしく)
口パクで彼は言い、にこっと笑った。
美月も笑顔で返した。
顔…赤くなってないといいけど…
爽やかな笑顔に思わずくらりとしそうだった。
全員の自己紹介が終わり、先生が話し出す。
「このプリントに各自記入するように。書き終わったら提出。しばらく後ろのボードに貼り出すからしっかり書けよ〜。」
配られたプリントには、真ん中に自分の絵を書くスペースがあった。
まわりには、趣味…特技…一般的な自己紹介欄がずらりと並ぶ。
シャーペンが動き出す音が一斉にする。
美月も時々手を休めて考えながら、埋めていった。
ふと見ると下には五ヶ所、枠がある。
なんだろう…
考えていると、担任が説明を始めた。
「下の枠には他のやつから一言貰うこと。男女それぞれから必ずもらうように!」
教室がざわつく。
こんなとき、性格がよくわかる。
あっという間に集めちゃう子、なかなか声をかけられない子…
美月はまず後ろの席の真緒ちゃんに声をかけた。
「真緒ちゃん、書いてくれる?」
「あ、うちのも書いて〜」
二人で交換して、一言メッセージを書き込む。
隣を見ると土田くんが後ろの席の、中山隆則と交換していた。