続 あたしの秘密
紗「鈴奈?!!」

ボーっと窓の外を見てるあたしを見て言った。

紗「アビーから連絡もらって、飛んできたのよ…なにがあったの?」

 「…紗世…もう、死に、たいよ…」

バシッ

頬がジンジンしてきた。

紗「簡単に死ぬなんて言うな!なにがあったのかわかんないけど、死にたくないって思っていても死んでしまう人がいるの。命無駄にすんな。」

 「さぁ…よぉッ…」

紗「なにがあったか言って。」

あたしはすべてを涙ながら話した。

紗「鈴奈、鈴奈はどうしたいの?」

 「あたし?…あたしは。慶斗に…逢いたい。逢って伝えたい」

紗「なら、そうすればいい。自分の思った通りに逢いにいけばいい。」

 「…そんなことしたら、迷惑がられるに決まってる。」

紗「でも、伝えなきゃだめなんだよ。思ってるだけじゃ伝わらない。行動にしないと意味がないんだよ。」

 「でも…」

紗「でもじゃない。鈴奈はまたあの時と同じように、逃げてる。辛いままなにもしてない。確かに、逢いに行ったらもっと辛くなるかもしれない。でも、そんなのわかんないじゃん。やってもなきゃわかんないでしょ?未来は自分でつくるものでしょ?幸せになりたいならなにかをしなきゃ。」

 「…ッ、そう…だッ、ね…」

紗「逢いにいこう?」

 「う…ん、」










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