続 あたしの秘密

慶「オーニスがな、鈴奈にキッパリ振られたって。そう言った。でも、揺らいだって。鈴奈のこと信じてたから…距離が離れても気持ちは離れないって自信があった。でも、気持ちが揺らいだってこと聞いて自信なくなった。同時にどうすればいいのかわらなくなった。そんな時に修学旅行。本当のこと聞きたくて、行き先をポーランドにした。正直に言ってほしかった。でも、言ってくれなくて。もう無理って…でも帰ってきてから、後悔した。立志たちから鈴奈がなにも食べないとか色々聞いて、もっと後悔した。また、また好きな女傷つけた。本当ごめん。」

慶斗の本音を聞いて涙が流れていた。

　「け…いとぉー…」

慶「もう離さない。だから、戻ってきて。」

　「う…んｯ…あたし、留学し始めたとき、慶斗がいなくてみんながいなくて、１人ぼっちで、あたしにとって孤独は不安でしかない。お母さんのときも、紗世のときも、オーニスのときも、不安になった。不安を消してあたしのすべてを受け入れてくれたのは慶斗だった。あたしには慶斗しかいない。」

慶「あぁ。俺にも鈴奈しかいない。」




























思うだけじゃなくて伝えることは大事なんだね。
言葉にしないと伝えられないこともあるんだ。


今、あたしは幸せ。

幸せを感じれることっていうのは、辛さを知っているから。