続 あたしの秘密
愛「卒業生のみなさん、おめでとうございます。私からみなさんに伝えたいことがあります。」

学長からなにかしてほしいと頼まれた時、あたしはこれしかないと思った。

愛「私は話すのが苦手です。曲にしたので…聞いてください。」



舞台袖にあるピアノを弾き歌った。




今まで生きていた中であたしが思ったことすべてを曲にした。



この曲は最初自分のためだけに、慶斗に逢いに行ったあと作った。




オーニスに恋をした、辛く苦しいこともあった。
今乗り越えられたのは慶斗に恋をしたから。



過去と現在、そして未来。



複雑に絡み合った想いが旋律になって流れていく。


この曲を聞いてほしいと思った。
思春期の心情を描いた想いを伝えたかった。


大切なものとはなにか。



本当に大切なものは失ってからしかわからない。



大切さに気付いてほしい。



あたしのような想いはしてほしくない。













歌でしか伝えられないけど、みんなに伝わるといいな。























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