続 あたしの秘密
向井の車に乗り家に向かった。

向「なぁ、お前どうしんだ?」

 「なんのこと?」


向「社長から聞いたんだろ?アメリカ行きの話し」


そう、あの時言われた。
アメリカに行かないかって。


正直行きたいと思った。
でも、留学から帰ってきたばっかりで婚約もした。


どっちかなんて選べない…





 「…。」



向「そのネックレスの指輪、婚約指輪だろ?どうすんだ?」








 「…結婚するよ。アメリカには行かない。」









向「なんでだ?アメリカに行けばお前の夢叶うだろ?」

 
 「べ、別に…夢じゃ、ないもん」



向「素直になれよ。別にアメリカ行ってからでもいいだろ?アメリカ行きの話なんていつでもあるわけじゃねーんだから。」


 「無理だよ…」


向「慶斗に聞いた。結婚すんのはあいつが社長になってからなんだろ?ならそれまでアメリカ行ってればいいじゃねーか」

 「…そんなすぐ帰ってこれないでしょ?」


向「それまでにトップに立てばいいんじゃん」



 「そんなの無理だよ」






たった2年トップになんかなれない





















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