+Sariel+
二日目
「アズサちゃんさ、高校生でしょ??
今日、金曜だけど、学校行かなくていいの??」
ソファの上で携帯をあたっていたあたしに、男は聞いた。
あたしは男を見る。
男の表情は笑っていたけれど、瞳は笑っていないように見えた。
直ぐに、視線を携帯に戻す。
「・・・かったるいし」
「えー??友達にお別れとか、
言わなくていいわけー??
どうせ明日、学校ないし!!」
男と出会って、次の日の朝。
男はしつこい位に、何度も学校に行かなくていいのと、あたしに言った。