+Sariel+







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「あれ??まだ、学校終わってなくない??」




校門に行くと、そこにはバイクに乗ったギンがいた。
あたしは男を睨みつける。


「・・・なんで、あたしの学校知ってんのよ・・・」

「言ったっしょ??
・・・アズサちゃんのことで、分からないことはないって♪」


口にタバコを咥えて。
男がにっと笑う。


そして笑ったまま、あたしにヘルメットを投げてよこした。


あたしはそれを慌てて受け取る。




「ほら!後ろ乗って!!」


「あんたの運転なんて、信用できないし」



「何言ってんのさぁ♪
こんなカッコいいバイクメンが、ドライブに誘ってるのに!!」






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