+Sariel+
「ギンはどうして死にたいの??どうして??」
ギンは、困ったように笑って。
それでも、ちゃんと答えてくれた。
「罪滅ぼしだよ。
今までしてきたこと全部の。
俺が傷つけてきた人への、罪滅ぼし」
ギンが、立ち上がった。
右手をあたしに差し出して。
あたしはその手を取った。
ギンの力で、立ち上がる。
「さ!!寝ようか??」
聞きたいことはまだ、たくさんあった。
それを無理やり、心の中に押し込んで。
頷く。
あたし達の2日目は、こうして幕を閉じた。