doll world



「すみません」



女は怖がらず、オレに微笑んだ



「道に迷ってしまって・・・ヴィッツォネ村への行き道を教えていただけませんか?」



初めてだった



オレを怖がらない人間は



オレはそれが嬉しくて、嬉しくて・・・



「あんた・・・オレが怖くないのか?」



「怖い?どうして?」



女は微笑んだまま小首を傾げた



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