題 未 定
「愁斗!!サイダーだよ!サイダー。」
阿部君が
あたしたちのサイダーを
指さして言う。
「サイダーだな。」
愁斗がうなずく。
ええ。サイダーですの。
………嫌な予感。
と思ったら
那奈はいきなり
一気飲み!!
そして
勝利の笑み。
でも目がうるうる。
阿部君のターゲットは
あたしのサイダーに
絞られた…。
阿部くんの腕が
寸でのところ止まった。
……高橋が押さえつけてる。
「そのサイダあ~、おらのモンよ。引っ込みな。」
手を握りあって
いや、絡み合って
見つめあって二人に沈黙が
流れる…。