題 未 定




暑い…。
暑い…。

なんで俺は啓哉と
絡み合っているのだ。

……そうだ
高橋のサイダーを
コイツから
守っているんだ…。

渡すものか………
高橋との間接キッスを
とられてなるものかああ!

って俺…変態…。



「ねぇ。二人とも。」


高橋の冷静な声が響く。


「「なんでしょう。」」


ちっ。ハモんなよ。


「半分にしたら?平等に。それかじゃんけん?」



じゃんけんか…。
いや。でも俺が勝つ確率は
50%…
だめだ俺勝てる気しね~。

「おっ。やってやろーじゃん。」
「いやだあああ!!」


高橋がフフフンと
笑って言った。

「交渉決裂?しょうがないなあ。」



…………ん??
って!え?



プハー


…と高橋。
平等でしょ?
と言って空きカンを
ポーンと捨てて



二人でクスクス笑いながら
行ってしまった。




ああ…キッス…。




俺は啓哉の腕の中で
意識を失った。




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