題 未 定
すれ違い
…あぁ…さみぃ。
ここどこだよ?
クーラーのきいた部屋で
俺は目を覚ました。
「あっ起きた!先生~?先生~?」
啓哉の声が保健室に響く。
あぁ。俺倒れたのか。
体育祭の準備してて
途中で自販機行って
サイダー…。
あぁ……。
「はいはい。高橋君?気分はどう?」
「最悪でーす。」
なんたってショックが
大きいからな。
高橋との間接キッス……
くそおー。泣けてくるぜ。
「あら、大変。昨日は何時に寝たの?」
「…3時ぐらい?」
ウイイレしてたからな。
「うーん。良くないなあ。もっと早く寝なきゃ~。」
そうすね。
「今~1時でしょ?どうする?帰る?」
「え…無理…。この状態で電車とか絶対無理です。」
超頭痛いです。先生。
「そっかあ。じゃあ保護者の方に迎えに来てもらいましょーか。」
いゃ。待て先生。
「あ~おかん、今いないんスよ~。おとんが海外にいるもんで会いに行ってて。」
「んーーじゃあ、もう少し学校で休んでようか。」