題 未 定




部屋で寝ていると
ドアがいきなり開いた。


「愁斗?木村さん帰るって。」


時計を見ると
7時をまわっていた。


こりゃ木村、ねぇちゃんに
ずいぶん捕まったな…。


「ん。今降りるわ…。」


「はいよ~」



重い体を起こして
階段を降りて玄関まで出る。
ちょうど木村が靴をはいているところだった。


「あ~木村。本当悪いな…ねぇちゃんの相手もしてもらっちゃって…。今日はまじでありがと。」

「ううん!紅茶美味しかったし!美咲さん面白いし!おまけにキレイ!」


究極のサボり魔だけどな。
今日も大学サボってるし。


「つーか俺こんな調子だし駅まで送ってやれねーけど道分かる?」


「あっ。うん大丈夫だよ。こっから近いし。じゃあお大事に!」


「まじでありがとな~気ぃつけて帰れよ~。」



「うん!バイバイ!」




パタンとドアが閉まった。
なんだかすごく疲れた
1日だった。


「愁斗…?」

「ん?」


「手紙来てる。彩ちゃんから。」


「あぁ…。」






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