闇孤児院
「遅かったな。」
「…。」
手枷と足枷が空中にぶらさがっていて
そこにはめると大の字になり
鞭がうちやすくなっていた。
罰だった。
ガシャァアン
立ち上がれないほどうたれた背中は
皮膚がめくれていて見るにも無残な
姿だった。
「お前、またあそこに戻してやろうか?」
あそこときいただけで全身が震えてきた。
「そうだな、次に送るときがきたら
お前を推薦しといてやるよ。」
「・・ぃや・・いやだ!!!
お願いします!!許してください
あそこにだけは・・・!!
ぁあ・・あああああ!」
震えながら頼んだが男は血だらけの
背中を靴足のしたでおもいっきり踏んだ。
「うるせえなあ・・。誰に意見してんだよ」
そういって立ち去った。