超人番長ハイパーマン!
その巨大モルモットを見た瞬間、ハイパーマンの脳裏を閃きが走り抜け全てを理解した!

先ほどの建物は新薬の研究所で地下施設がこちらまで広がっていたのだ。

そして新たに開発した新薬をモルモットに実験投与したら謎の巨大化をしてしまったらしい。

「これは…どうしよう」

ハイパーマンは一応正義の味方を自負している。

一方あのモルモットは、すでにほとんど怪獣だが元はただの被験体であり悪くない。

しかしこのままほっといたらその巨大さゆえに、それこそ怪獣映画のような惨事が予想される。

「むむぅ…」

ハイパーマンが空中で悩んでいるのと対照的に、巨大モルモットは自身に起こった事態を理解出来ずにキョロキョロしながら脳天気そうにフンフンと空気の匂いを嗅いでいた。
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