超人番長ハイパーマン!
しかしハイパーマンの呼びかけをイクラドンは敵対行動と判断したようだ。

もしかしたら巨大な自分に対し、ちっこいクセに生意気だと思ったのかも知れない。

イクラドンは突然口を開くと鼻先に浮かんだハイパーマンの左腕に勢いよく噛みついた!

しかしハイパーマンは一瞬顔をしかめただけでされるがままになっている。

そしてイクラドンに語りかけた。

「大丈夫、怖くない…」

まるで某有名アニメ映画のヒロインのセリフだが、ハイパーマンこと日陰野もやしは彼女の大ファンだったのだ。

「ね?怖くない…」

更に優しくイクラドンに語りかけるハイパーマン。

映画ではそれでヒロインに噛みついていた小動物は大人しくなり、自分でヒロインの指につけた噛み傷を舐めるのだが…

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