萌えきゅん彼氏
「んじゃ、無理矢理でも…いいよな?」
あたしを見下ろしながらニヤけると次の瞬間
少し乱暴にあたしの唇を塞いだ。
「〜〜っ!!」
乱暴な春のキスに中々ついていけないあたしは、春の制服の袖を強く摘んで揺らすと
それに気づいた春はうっすら目を開けた。
それが余りにも色っぽくて胸の中のドキドキがさらにヒートアップしていくと、共に呼吸も荒くなっていった…
「…ん。し…ゅん…っ」
やめてっと目で訴えながら必死に春の名前を呼ぶあたしに
やっと観念したのかゆっくり唇を放した。
「…ハァッ…ハァッ…」
荒くなった呼吸を大袈裟に整えるあたしを春は暫く無言で見ていると
グイッとあたしの腕を引きまたあたしを
優しく抱き締めた。