萌えきゅん彼氏




「も〜何なの〜?」


頬を膨らませて俺らを睨みつける安李は腕を組みながら壁に寄りかかった。


「ごめんごめん。つい…」

「あ。そういえば、安李ちゃん春のこと慰めてやってよ!」


「何?またなんかやらかしたの??」


やらかしたって…


俺は何もやってねぇぞ!?

「昨日、年上彼女の元カレに会っちゃったんだってよ。」


「元カレ〜?」


ニヤける安李にソッと顔を背ける俺。


「そうなんだよー!だから、今日不機嫌なんだよな?!」


俺の肩をポンッと叩くとモトは俺の顔を覗き込んできた。


「別に、不機嫌じゃねぇよ。ちょっと気分が良くないだけ。。」


「フッ何それ?超嫉妬してるくせにっ」


ツンツンと今度は安李が俺の肩を筒いた。




…ムカつく



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