萌えきゅん彼氏
膨れっ面な綾香は千夏先輩を睨みつけた
「春に意味分かんないことふきこんでないでしょうね?」
「いいえ。」
千夏先輩は超ご機嫌でスキップをしながら去って行った…。
取り残された俺と綾香。
俺は迷わず彼女の手を掴んで歩き出した。
「えっ!?ちょっ、春!?」
慌ててついてくる綾香を時々確認しながら
“ある場所”へ向かった。
勿論。
“ある場所”とは……
「えっ……春、此処って…」
「俺ん家だけど?」
そう、
俺ん家。
さぁ、
どうやっていじめてやろうか……。