それでも好きなんだ
第1章
出会い
「華保~!今日どうする?」
あたしは[渡瀬華保]
中学3年生だ。
「とりあえず帰ったら連絡して~」
適当に返事をしたあたしに
「わかったぁ~!」
と言って陽菜は去って行った。
陽菜とはあまり喋らない方だ。
けど一緒の病院に通っていた事を知り、
今日から一緒に行く事にした。
陽菜は肩の調子が悪く、
あたしは腰と肩の調子が悪かった。
最近行きはじめたばかりのあたしより
陽菜は結構前からちょくちょく
通っていたらしい。