櫻吹雪
────朝


ピリリリリ…


ピリリリリ…


弥「………んー、」


ピッ


ス「モーニングコール☆☆
おはよ!やぁチャン」


弥「…おはよー…、」


ストールのモーニングコールのあと

アタシは制服を着て学校へ向かった。




────────…


マ「よっ」

弥「ウィース」



ス「やぁチャン!マツリくん!☆」

ヒ「チース!」


マ「ッシャー、行くかぁ!」



「「「おうっ!!!!」」」



うちらは
無敵4人揃って


校門をくぐった。



ガラッ!!!


相変わらずガラの悪い軍団の視線。




「…よ゙ぉ゙…」




マ「…さっそくかよ」


昨日のハサミ兄弟の弟、源が息なりマツリの肩に手をおいた。


剛「真剣勝負だ…。

裏庭行くぞ。」



マ「おう。

弥生、行くぞ。」

弥「はいよ」



ス「行ってらっしゃーい!」

ヒ「気つけろよー!」



ヒ(ハサミ…持ってんな、ありゃあ。)



廊下を4人で歩く。



マ「…なあ。」

剛「なんだ」

マ「本当に弟の方が強ぇのかよ?」



マツリの質問にはアタシも同感だ。


だてにケンカの回数重ねてない。


“強いやつ”ってのはオーラで大体分かるもんだ。



たしかに
源は本気でやれば相当強い。


だけど剛にはそれ以上のものが

感じ取れる。



噂では弟が上とか聞いてるけど…。




剛「……黙って来い」


…そっけねー…。


源「ケッ!!」



─────────…
裏庭



落書きだらけの倉庫などがある

ゴミの散乱した汚い場所。



弥「げっ!!ハエ!!」

マ「くっっせーし汚ぇ!!!!」

弥「…まさか?」

マ「あとで掃除だ。」


大のきれい好きなマツリ。

汚い場所をみると掃除せずにはいられない
メンドくさい性格。

アタシはいつもそれにつきあわされて…。
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