櫻吹雪
バサッ───。




2人のシャツが破れた





















源「……な…、」


剛「…なんだ…ソレ…?」




ス「"マツリ"と"サクラ"…────。」





2人の背中を見て

開いた口が塞がらない状態の源と剛。





マツリと弥生の背中には────。





黄金の“神輿”と

輝く“櫻吹雪”──。





2人は誇らしい“彫り物”をその背中に背負っていた。



剛「……ほんとに…
…高校生…かよ…?」



マ「…誰にも言うなよ…


これは俺の…一生の“誓い”なんだよ」


弥「…アタシのは…

“決意”…」


マ「…おい弟…
…テメェ二度と道具持つなよ…」


源「あ…?」


マツリは源の胸ぐらを掴んで怒鳴った。


マ「そんなもん持ってたら…

自分が腐ってくだけだろぉがぁあ!!!!!!!!!!」


源「…───!」


─────────…

マツリは上着の学ラン、弥生はブレザーを羽織り、
その場をあとにした。




ヒ「…かっけーなぁ☆☆」

ス「…はははっ!」



────────…
技術室


マ「いててて!;;」

ヒ「バカ!ジッとしてろよ!」



弥「ヒマさんきゅ〜☆
ストールもあんがとなっ!!」

ス「うん!☆」



マツリはヒマに怪我の手当てをしてもらっている。


…痛がってるなあ(笑)



てか、こんなに疲れたの久々かもしれない。


怪我もしたし
いっぱい血も出た。


あの兄弟はハンパじゃなかったな…。



これからやってけんのかな、



アタシらしくないけど
こんな不安を抱えちゃったりして。


ヒ「はい、終了!」

バシッ!!

マ「いって!たたくなって!」



ヒ「……サクラ!」

弥「…ん…」


ヒマは男にしては小さな手でアタシの頭を撫でた。



ヒ「…お前は何も心配することねーよ!」
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