櫻吹雪
弥「…ヒマ…」


ヒ「…俺らもいるし、

…いざとなったらお前にはいくらだって逃げ道があるんだ…

…大丈夫だよ。」



ニッと笑うヒマ。


アタシはあんたのその笑顔が…

───大好きだよ。





弥「…ありがとう…

…でもアタシは逃げないよ…?」


バシッ!!


弥「イタッ!!」

マツリに殴られた。



マ「ったりめーだよバカ!!!!」



弥「……やりやがったなコラ!!!!」

マ「ああ?やんのかオメェ!!!??」



ス「ははは!
やぁチャンはやっぱ元気じゃないとね!☆」


ヒ「やれやれー!☆」






相棒のマツリ。

優しいストール。

大好きなヒマ。



アタシは仲間に恵まれた。


大切な大切な仲間。


みんなはアタシを心配してくれるけど


アタシは逃げないよ?



大切なあんたたちを守るために


“最強”になりたい。



アタシには、あんたたちしか────。



だから、一緒に

戦うからね。
















PM 9:00
街中


源「なあ…兄貴…

俺もう道具捨てる…」


剛「……ああ…」


源「…それとよぉ…

俺はどうやら…

…あの2人の強さに惚れちまったらしい…」



剛「………………、

……俺もだ。」



源「…へ!」


「「一丁やるか!!!!!」」



高層ビルで隠れて目立たない満天の星空の下


2つの煙が空へ上がり

2人の兄弟の決意が夜空に響いていた。
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