櫻吹雪
ドンドン!!


弥「おめぇ何追い出してくれてんだよ!!!」


待ってるっつったのお前だろーが!!!(怒)


マ「っせーよ。
…俺さーあの女気になってんだ

メアド聞いてきてくれよ」



……なにそれ。

嘘、丸分かり。
棒読みすぎるよ。



マ「さっさと行け。」



そういうことか。



ドア越しのマツリの声は、アタシの背中を

強く押してくれた。



弥「なんかあったら助けろよな!!!!!!」


アタシはドアに向かって叫んで

走り出した。




マ「…あったりめーだ。」




─────────…

藍川が行ったほうに走ってみるも、見失って


怪しい店がありそうな道を何時間も制服のまま歩いてた。



…ったくどこだよ…。



「おいアンタ」

弥「あ?」

「ここがどこだか分かってんの…?」

弥「しらねーよ」


1人の女に話しかけられたと思えば

後ろから男が2、3人現れた。



「ユリ、誰だよコイツ?」

「知らないけどちょー生意気。
ヤッちゃってよ」

「おっけー☆」

「…ねえ、お前さあ
女だろ?」


ったく…どっかのギャングチームかぁ?

…うぜー。



「女が銀髪はどうなの!?」


ギャハハと笑う軍団。

めんどくせー。


通り過ぎようとしたら



「待てよ☆」


肩を掴まれた。

弥「……チッ…」


「あ?お前何舌打ちしてんだよ、」



ガァン!!!


「ぐっ…」

「なんだこの女!!??」

「やっちまえ!」



…お前らなんかに興味ねえのに…。



────────……

弥「お前ら…
源の百万分の一。」



「…ぐッ…」

「ゔぅ…」



怯える女だけを残し
アタシはまた走り出した。



───PM:11:00


ザワザワ…
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