櫻吹雪
サ「……え、」


マ「そうだろ?」

真顔で藍川に問うマツリ。


弥「そりゃそーだ!」



ヒ「えー!噂のサキちゃん!?」

ス「すっげ可愛いじゃん!」

源「顔初めてみた!」

剛「…お前顔写真全員あるんじゃないのか…」

ヒ「男だけな!」




サ「…マリ…アコ…」

「…なに?」

サ「マリとアコとは小学校から一緒だったよね……

中学に入っても…


…アタシ本当は…

いじめもしたくなかったし

こんなとこで働きたくもなかったんだよ!!!!」



「!?」



サ「2人は親がうざいからって家出して

高校行かずにここで喜びながら働いて…

そのくせ心配してくれてる両親にも仕送りしてもらって…


そのお金遊びに使ってさ…


ここでも…いじめして……」


「……………」


サ「…アタシが高校行ったのは…

こんな風に

…アタシを助けてくれる…

叱ってくれる…

そんな仲間に出逢えるかもって思ったから」



小さな行動が、

奇跡に繋がったんだ。



「ユリア…アンタ…

…覚えてなさいよ…」




弥「…サキ…」

サ「…?」

弥「…帰んぞ…」


少し恥ずかしくて

頭を掻いた。


サ「……うん!」

アタシとサキは手をつないで店をでた。


─────────…


ヒ「てーかまさかサクラに女友達ができるとはなー!笑」


弥「っせーよバカ!」


今は裏のアパートのサキの荷物を片付けて

帰るためにこの怪しい通りを歩いている。


サ「…友達…」


ス「やぁチャンをよろしくね?」

サ「…は…はい…!」

源「なあこれからみんなでよぉ!

“コレ”で遊ばねー!!??」

ヒ「お前その金!!」

源「売上金☆☆

どーせポリにゃ言えやしねーんだし…ぐわっ!!??;;」

マ「盗みはよくねーよなぁ源?」

源「まーまー!;;
あんな店なんだからいいじゃん!!!!;;」

マ「ま、それもそうだけど」
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