櫻吹雪
ヒ「じゃあお前今何でシメたんだよ!!??笑」


マ「っせぇなあ、ノリだよ。」

ス「ノリでシメられちゃったらたまんないよねー☆笑」


マ「おー言ったなお前?」


ヒ「ギャハハ!やれやれー!」

弥「ストール死ぬぞー!笑」




サ「…ぷっ…あははは!」




サキが、

やっと笑った。




大勢の大人たちが歩く中、アタシたちは周りなんて気にせず笑った。


誰よりも明るく…

誰よりも幸せそうに…




アタシの中のモヤモヤは晴れていった。


“仲間”という太陽が

雲の切れ間からのぞかせたおかげで。




サ「…弥生…

…ありがとね…」


弥「…なんだよ…

…別にいいし…」



源「…サクラちゃん素直じゃないね〜!!!!」


ガンッ!!


弥「うっせんだよバーカ!!!」


源「いったぁ〜!!

俺今日何回殴られたよ!!??」


ス「はははは!」





ヒ「…サキちゃん、

…サクラの家に行けば…?」





・・・・は?





源「…ぉお!すげーじゃんヒマ!」


ス「本当だ!そうしなよ!」


ヒ「コイツの親海外赴任でさー☆

色々と寂しいわけよ!

俺らもたまに顔出すけど…

掃除も料理もできないし最悪なんだわ!」


弥「べ、別に
寂しいとか…!」



つーかすげぇ言われようだな!



ス「行くとこ
ないんでしょ?」

ストールがサキに
優しい笑顔で言った。



サ「…え…でもそんな急に…」



サキは困った顔でこっちを向いた。




ボリボリ…

弥「…アタシは別にいいんだけど?」


源「おー!決定じゃんか!」



なんか、照れる。


…らしくないなぁ…。




サ「……あ、ありがとう!」



マ「…ま!
ひとりぼっちどうし
仲良くしろや!笑」



…マツリの冗談も

許せるくらいだし。
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