櫻吹雪
「…てめぇ…
なんか格闘技やってんだろ…」


剛「…"やってた"だけどな…」


シュッ!!

バチッ!!

「……ゔッ…!」



何をやっても中途半端
だった俺が…

4歳から15歳までの11年間唯一続けてこられたのがボクシングだった。


いつも一緒だった源はやめていったけど

初めて俺の意志で続けてこられたものだった。


だけどマツリたちに逢ってビックリしたんだ。

こんなに強い奴がいるんだってこと。


サクラに逢って思ったんだ。

女だってナメちゃいけねぇってこと。



結局、俺もやめてしまったけど。


…先生、約束するよ。


バキッ!!!


「ゔっ!!!」



それなりに恥じることねぇ戦いするからよ。


─────────…

剛「俺の…勝ちだよな…」


「…ハァ…ハァ…
…ああ、完敗だ。

…ナメて悪かったな……」


剛「…それを言うなら俺もだ…

…アンタは強かった…」



剛は学校にいるはずの源のもとへ走った。




「…ヘッ…嫌みかよ…」




☆☆☆☆☆☆


バキッ!!

ドガッ!!


マ「んっだよてめぇコラァ!!!!!!!!!」


ガンッ!!!

ドスッ!!!


「死ねオラァ!!!!!!」



一歩も譲らない2人。
勝敗はつかないものの、すでに2人の体はボロボロだった。


マ「ざっけんなよ!!」

「!?」

マ「なんなんだよおめぇ!!!息なり仕掛けてきやがってよ!!!」


「……………、」


マ「おまけに全員のとこまで行ってるだぁ!!!!!???

ふざっけんな!!!俺ぁお前らの気まぐれに付き合ってる暇…」



「うっせぇえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



マ「!?」


「目障りなんだよ!!!!!」


ブンッ!!!

バキッ!!!



「そんな風に思ってんなら今すぐ

向山から消えろ!!!!!!!!」

マ「!?」


ドスッ!!!
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