櫻吹雪
弥「はぁーあっ」
マツリのやつ…
弥「ムカツクー!!!!」
ピリリリリ
ピリリリリ
ん?サキの携帯?
リビングのほうでサキが何かはなしてる。
そっと近づいて話を聞いてみたり。
サ「え!?今から…
…えーと…でもまだ洗い物残ってて…」
ひょこっ
弥「さーきー(小声)」
サ「!?」
弥「アタシやっとくから行っておいで(小声)」
そう言うと
サキは顔の前で手を合わせた。
…電話の声は多分ヒマじゃなくて
ストール主催の合コンで知り合った男。
サ「ゴメンね弥生!」
弥「いーよいーよ!
それより彼氏になるかもよ!?笑
がんばれっ!」
サ「…ありがとう」
照れながらお礼を言うサキ。
ヒマかその男か…本命はどっちなんだろ?笑
─────────…
弥「ふぅー…終了…」
サキが残して行った少しの洗い物を熱心にやりとげ、息をついた。
時計を見れば時刻は
11時30分。
…サキが出て行ったあとの部屋は、物凄く静かで。
弥「……はぁ。」
1人テーブルに突っ伏した。
チッ チッ
チッ チッ
時計の音が聞こえる。
そんなこと、ここ最近なかった。
どうしてだろう。
今までずっとそうだったのに。
孤独には慣れてるはずなのに。
いつの間に…
またこんなに苦しくなって…
“用ねぇならかけてくんなよな…”
たしかに大した用じゃないよ。
だけどさ…
いつも世話になってんじゃん。
ふざけあってて中々言えないんだ。
だから今日だけはさ
今日は特別だから
弥「“いつもありがとう”って…素直に言いたかったんだよ…」
消え入りそうな声。
アタシはこの孤独な世界にいたくなくて
サキが帰ってくるまで外にいようと思って
玄関を飛び出した。
マツリのやつ…
弥「ムカツクー!!!!」
ピリリリリ
ピリリリリ
ん?サキの携帯?
リビングのほうでサキが何かはなしてる。
そっと近づいて話を聞いてみたり。
サ「え!?今から…
…えーと…でもまだ洗い物残ってて…」
ひょこっ
弥「さーきー(小声)」
サ「!?」
弥「アタシやっとくから行っておいで(小声)」
そう言うと
サキは顔の前で手を合わせた。
…電話の声は多分ヒマじゃなくて
ストール主催の合コンで知り合った男。
サ「ゴメンね弥生!」
弥「いーよいーよ!
それより彼氏になるかもよ!?笑
がんばれっ!」
サ「…ありがとう」
照れながらお礼を言うサキ。
ヒマかその男か…本命はどっちなんだろ?笑
─────────…
弥「ふぅー…終了…」
サキが残して行った少しの洗い物を熱心にやりとげ、息をついた。
時計を見れば時刻は
11時30分。
…サキが出て行ったあとの部屋は、物凄く静かで。
弥「……はぁ。」
1人テーブルに突っ伏した。
チッ チッ
チッ チッ
時計の音が聞こえる。
そんなこと、ここ最近なかった。
どうしてだろう。
今までずっとそうだったのに。
孤独には慣れてるはずなのに。
いつの間に…
またこんなに苦しくなって…
“用ねぇならかけてくんなよな…”
たしかに大した用じゃないよ。
だけどさ…
いつも世話になってんじゃん。
ふざけあってて中々言えないんだ。
だから今日だけはさ
今日は特別だから
弥「“いつもありがとう”って…素直に言いたかったんだよ…」
消え入りそうな声。
アタシはこの孤独な世界にいたくなくて
サキが帰ってくるまで外にいようと思って
玄関を飛び出した。