櫻吹雪
「やりやがった!!!」

「おい行け!!!やれんぞ!!!!」




ワァアア━━━━…




─────────…

ラーメン屋前。


弥「っしゃ、行くぞコラ…」

イ「いやいや!!;;
俺お前とやる気ないから!!!」

弥「うるっせえな!!!
こっちはイライラしてんだよ!!!」

イ「八つ当たりすんなよ;;」

弥「おめーのせいだよ!!!!!!(怒)」




アタシが拳を振り上げると、尊王は素早くアタシの手首を掴んだ。



イ「…だからやめろって…、」


弥「………舐めんな!!!」


バキッ!!!


イ「ゔ…!?」


見透かすような目がムカついて

脇腹に思いっきり蹴りを入れた。



弥「女だから相手にしねぇってか?!!!
あ゙ぁ゙!!!??」



イ「お前がどんだけムカついててもよ…俺は絶対女に手あげねぇ…」



弥「そーいう態度がムカつくってんだよ!!!!」


ドスッ!!!


イ「ゔッ!!!」



ムカつくムカつくムカつく。

女だからなんだ
女だから見下してんのかよ。



イ「…舐めても見下してもいねぇよ!!!!!」



アタシの心を見透かしたように

ボロボロの体で奴は叫んだ。



イ「お前…何におびえてんのか知らねえけど

そんなムチャクチャに暴れてっといつかケガすんぞ…」


弥「何が言いてぇんだよ」



イ「喧嘩は強ぇし…お前が何かのためにしてんならこれ以上口出ししねぇけどよ…

お前は女なんだよ」


弥「…やっぱてめぇ見下してんじゃねぇか!!!!!!」


イ「そうじゃねえよ!!!!!

いくらお前が強えったって…
恨みある奴に不意つかれて大勢にまわされたりしたらどぉすんだ!!!!」


弥「…!?」


イ「女の自分も…
ちったぁ大事にしてやれって言ってんだよ…」



アタシは

どうしようもない馬鹿だった。
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