櫻吹雪
弥「…ストール…?」
急いで駆けつけた病院には、
意識のないストールの姿。
ヒ「命に別状はねぇみたいだけど…」
弥「…どこのどいつだ…」
源「…サクラちゃん…?」
弥「どこのどいつがやったんだよ!!!!!???」
病室中に響き渡る声で
アタシは叫んだ。
ヒ「…俺も調べたけど分かんねえんだ
目撃者いねーし…」
弥「…見つけたらぶっ殺す…」
マ「…………、」
いつもは賑やかで
笑顔ばかりのアタシたちが
眠ってるストールを前に…笑うことなんてできなかった。
見てるのが嫌で
アタシは病室を飛び出した。
アタシは病院を出たものの
行く宛なんかなく
その辺の公園で1人うずくまっていた。
襲われたのは
アタシたちのいたラーメン屋の近くだった。
何で気づかなかった。
何で助けられなかった
ストールの姿が
頭にチラついて
とうとう涙が溢れ出した。
弥「…っくしょぉ…」
飲んでる場合じゃなかったんだ。
バカやってる場合じゃなかったんだ。
アタシは…
本当に本当の
馬鹿だったんだ。
「おーい」
弥「………、」
「…何やってんの」
顔を上げれば
昨日見た顔。
弥「…………尊王」
イ「イッシでいーよ
何泣いてんだよ」
弥「………、」
イ「…しょげてんなよ!」
イッシは昨日と同じように笑って
アタシの頭をくしゃっと撫でた。
弥「…アタシらが飲んでた時…仲間が…
ストールがリンチされてて…」
イ「…………」
弥「もうアタシ…最悪だし…」
イ「………誰だそいつ…」
弥「………??」
イ「誰がやったんだよ?」
ジッと
アタシを見つめるイッシ。
その目の奥は
静かな怒りを燃やしていた。
急いで駆けつけた病院には、
意識のないストールの姿。
ヒ「命に別状はねぇみたいだけど…」
弥「…どこのどいつだ…」
源「…サクラちゃん…?」
弥「どこのどいつがやったんだよ!!!!!???」
病室中に響き渡る声で
アタシは叫んだ。
ヒ「…俺も調べたけど分かんねえんだ
目撃者いねーし…」
弥「…見つけたらぶっ殺す…」
マ「…………、」
いつもは賑やかで
笑顔ばかりのアタシたちが
眠ってるストールを前に…笑うことなんてできなかった。
見てるのが嫌で
アタシは病室を飛び出した。
アタシは病院を出たものの
行く宛なんかなく
その辺の公園で1人うずくまっていた。
襲われたのは
アタシたちのいたラーメン屋の近くだった。
何で気づかなかった。
何で助けられなかった
ストールの姿が
頭にチラついて
とうとう涙が溢れ出した。
弥「…っくしょぉ…」
飲んでる場合じゃなかったんだ。
バカやってる場合じゃなかったんだ。
アタシは…
本当に本当の
馬鹿だったんだ。
「おーい」
弥「………、」
「…何やってんの」
顔を上げれば
昨日見た顔。
弥「…………尊王」
イ「イッシでいーよ
何泣いてんだよ」
弥「………、」
イ「…しょげてんなよ!」
イッシは昨日と同じように笑って
アタシの頭をくしゃっと撫でた。
弥「…アタシらが飲んでた時…仲間が…
ストールがリンチされてて…」
イ「…………」
弥「もうアタシ…最悪だし…」
イ「………誰だそいつ…」
弥「………??」
イ「誰がやったんだよ?」
ジッと
アタシを見つめるイッシ。
その目の奥は
静かな怒りを燃やしていた。