【短】隣のお兄ちゃんと私
後ろからでも、私がむうっと膨れていることが見えたんだと思う。
「くっ…悪い悪い」
くそっ!そんな風に頭をなでられたら怒れないじゃんか!!
この気持ち、どうしてくれようか!!
行き場のない思いを持て余し、笑ったことで緩んだお兄ちゃんの腕の中を抜け出そうとした私だったが、腰を浮かしかけたところで再びお兄ちゃんの腕の中にとらわれてしまった。
しかも、今度はお兄ちゃんの膝の上に横座り。
つまりは、お兄ちゃんの顔のどアップを拝めるわけで。
ぷっしゅ~
きっとそんな音が聞こえたと思う。顔から湯気が出るほど真っ赤になったのが自分でも分かった。
そんな私を優しい瞳で見つめるお兄ちゃんは、信じられない一言をはなった。
「実はな、おばさんに家庭教師を頼んだのは俺からなんだ」
え…?
「くっ…悪い悪い」
くそっ!そんな風に頭をなでられたら怒れないじゃんか!!
この気持ち、どうしてくれようか!!
行き場のない思いを持て余し、笑ったことで緩んだお兄ちゃんの腕の中を抜け出そうとした私だったが、腰を浮かしかけたところで再びお兄ちゃんの腕の中にとらわれてしまった。
しかも、今度はお兄ちゃんの膝の上に横座り。
つまりは、お兄ちゃんの顔のどアップを拝めるわけで。
ぷっしゅ~
きっとそんな音が聞こえたと思う。顔から湯気が出るほど真っ赤になったのが自分でも分かった。
そんな私を優しい瞳で見つめるお兄ちゃんは、信じられない一言をはなった。
「実はな、おばさんに家庭教師を頼んだのは俺からなんだ」
え…?