何度もキミに恋をする
そうやって歩くこと2、3分。

さっきは遠くに見えていたお家についた。

なんか、古風なお家。


家の前にはインターホンがない。
やっぱり田舎だぁ~。

だから、パパがドアを叩いた。

ドンドン

「ごめんくださーい。
近所に引っ越してきた嶺崎です~。」

すると、ドタバタと足音がした。

「はぁ~い。ちょっと待っててくださいね。」

やっぱり関西弁だぁ~

そしてでてきたのは、女の人と…

杏と同い年くらいの男の子だった。


「あら、はじめまして。あちらのお家の方?」

そう言って女の人が指したのは家だった。

「えぇ、今日引っ越してきたんでご挨拶に伺いました。」

「あら、ご丁寧にありがとうございますぅ~
あたしは日向 夏美(ヒュウガ ナツミ)ってゆいます。

こっちは息子の蒼(ソウ)です。」

そういって示されたのは隣に立っていた男の子だった。
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