d e s t i n y
なんのつもりだぁぁぁ!!!
と、突っ込むのも可哀想。
そう思うほど、
生徒会長は困った顔をして
あたしたちの方を見た。
「おー♪シロに藤枝じゃん。」
背後から聞こえた、
懐かしい声に、振り向いた。
どうしようもなく泣きたくなった。
貴方が笑うから。
泣きたくなった。
「久しぶりぃ。」
手をヒラヒラとしながら、
あたしの正面に居るのは、
大好きな大好きな
二階堂 泰雅。
(ニカイドウ ヤスマサ)。