彼とあたしの秘密の事情
大丈夫・・・あたしがいるよ
あたしが部屋に入ると、わかは
ベットの上で泣いていた・・
人生に落胆した人のように・・・
「わか・・
大丈夫!?あたし・・栞だけど」
あたしは、そっとわかに近づいて
横から声をかけた
『し、しおり・・・
ヒっ、あたしヒックあたし
どうしよう・・・ヒック 』
わかは、泣きながら、声に
詰まりながらもそう言った・・・
そして、はっきりとあたしの方を見た
わかの目は泣きすぎで
大きく腫れていた
「わか・・絶対大丈夫だから
絶対・・絶対あたしがわかを
守るから・・・」