彼とあたしの秘密の事情

あたしの考えていたことは
すべて、陸くんに見抜かれてしまった


しかも、陸くんは

『凌は俺が守る・・・

 凌だって同じようにつらい』



こんなことを言われては
どうにもならない



「わかった・・・

 じゃあ、一つだけ凌さんに
 伝えてほしいんだけど・・  」



「いいよ。 」



「わかは、きっと・・
 こんなことがあった今でも
 凌さんの事を待ってる


 自分の事より、凌さんの事を
 心配してる


 わかにとって凌さんは
 かけがえのない人

 隣にいて、笑っていてほしい
 大切な人なの


 だから・・・

 わかを絶対に悲しませるような
 ことはしないで・・・

 わかのすべては、凌さん
 なんだから・・・・」 



 
 
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