彼とあたしの秘密の事情
でも、陸が言った言葉に驚いた・・
『わかなちゃんは、きっと・・
こんなことがあった今でも
凌の事を待ってる
自分の事より、凌の事を
心配してる
わかなちゃんにとって凌は
かけがえのない人
隣にいて、笑っていてほしい
大切な人。 って、栞ちゃんから
の伝言・・』
涙が出てきそうになった
だから、その時誓った・・・
『わかなは俺が守る
俺の大切な人はどんな事があっても
なにがあってもわかなだから』
「陸・・・ありがと」
『凌・・もう、答えは決まってるんだよね
俺は凌がどんな決断をしても、
凌の身方だから
自信をもって、会見に望んでね』
陸は、そう言うと電話を切った
俺は、もう大丈夫
自信をもってあの席に立てる