彼とあたしの秘密の事情

俺は、たくさんの記者とカメラに囲まれ
ながら、イスに座った


隣には、マネージャーの林さん


そして、緊急会見は始まった


「それでは、質問のある方は
 挙手してください。」


進行がそう言った瞬間に
いっせいに手があがった


そして、一人の人が指名された


『凌さん、◎◎テレビの者なんですが
 
 今朝、報道されたあの写真のかた
 とは付き合っているんですか?』


「はい。」


俺がはっきりとそう、言ったと同時に
カメラのフラッシュが光



そして、その記者はまた質問を続けた

『その方は一般の人ですか?』



 





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