彼とあたしの秘密の事情

「凌!!大丈夫だった!?」


グラウンドに入って一番最初に
声をかけてくれたのは陸だった


「あぁ、陸・・ありがとな
 もう、こんなのがいつまで
 続くのか・・」


俺はそう言って笑って見せた



いくら、陸でもこれ以上は
迷惑をかけられない


記者達に囲まれているのは
俺だけじゃない


さっき見えたんだ・・・



俺が入ってくる前に
先に来ていた陸に記者が集まって
いたこと


陸は、なにも言っていなかった


きっと、俺とわかなのために







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