彼とあたしの秘密の事情

~陸said~


「ただいま~
 凌ちゃ~ん、帰ってきたよ~。」



鍵を閉めて部屋に入る 




「凌ちゃん寝ちゃったのかよ・・・」



俺が部屋に入ると凌ちゃんはもう
ベットでスヤスヤと寝ていた。





「凌ちゃん、やっぱり疲れてるのかなぁ
 
 こないだまで、日本代表の試合にも出てたし


 サッカー選手の中でも1・2位を争うほど
 忙しい日程だし・・・・」






凌ちゃんとは小さいときから、ずっと
一緒だった。


誰にでも優しくて、何でも出来て
サッカーが上手な凌ちゃんはみんなの
あこがれだった。
 


今だって、かなりモテてる。
なのに、いつでもサッカー、一筋で
彼女なんて絶対作らない。




でも、そんな凌ちゃんが最近
ちょっとおかしい・・・



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