彼とあたしの秘密の事情
~凌said~
「もうこんな時間・・・」
時計をみると22:00を過ぎていた。
「俺、寝ちゃったんだ・・・」
体を起こしてベットに座り直す。
「凌ちゃん!!
起きた!?」
「お~陸。
帰ってたんだ~
ってか、『凌ちゃん』って
呼ぶのやめろよ。
気持ち悪い・・・・」
そう、陸はなぜか、俺と二人の時だけ
俺の事を『凌ちゃん』と呼ぶ
試合とか練習とか、公の場では
『凌!!』って呼び捨てなんだけど・・
「別にいいじゃん
凌ちゃん!!」
陸が俺の隣に来た。
「おまえマジでキモイから・・・
ファンの子達の前でも
その可愛いしゃべり方したら!?
女の子達、どう思うだろうね~。」